令和6年能登半島地震で石川県の河北郡内灘町では、道路や敷地などに多くの液状化現象がみられました
液状化現象とは地震の振動で地盤が強い衝撃を受けると同じ成分の砂層や地下水などが別々にまとまっていたものが、バラバラに混ざり地盤全体がドロドロの液体状になる現象です(NHKより液状化の動画です)
液状化が起きると地盤から水が噴き出してきたり、今まで安定していた地盤が急に柔らかくなるため、その上に建っていた建物や電柱、マンホールなどが沈んだり傾いたり、地盤が低い方へ流れていくことが起きます
国土交通省北陸整備局より液状化しやすさマップというものがあります
こちらでは危険度のレベル分けや過去に液状化の起きたところが記されております。建築地や建築した場所がどんな危険性があるか目安となっております
これから建築の方は建築場所を決める参考になるかもしれません。また建築した方は地震保険の検討があってもいいかもしれません
実際自分の関係する会社の建物が地震にどれだけの影響があったかというとほとんど建物には構造には影響ありませんでしたが、液状化による地盤と共に傾いた物件が数件ありました
対策として地盤調査と同様に地下水脈や土質を調べ、危険度の高い地域は地盤毎改良という事もあるみたいです
ここからは個人的な意見ですが、自宅が液状化しにくい地盤にしても道路などが液状化したら建物の地盤面と道路の高さが変わりニュースでもあるように自宅の敷地内から車が出せない様になる事もあるので不要と考えております
自宅分のみ費用をかけて液状化の防止工事をしても先に話した内容で道路が液状化やライフラインの下水や上水が壊れたりすると自宅は大丈夫でもそのほかの面での課題が残るため、液状化防止対策はやっぱり不要かと思います
ただ何もしないよりは液状化しやすい地域では、唯一対策として地震保険の加入が割に合うのかなと思ってます
万が一建物が液状化現象で傾いた場合に建物を水平に直す業者がいるそうです。どうやって直すかは今後研修などで話を聞いてくるのですが、40坪前後の建物でしたら800万円から1000万円の間前後にて治せるそうですが、街全体が液状化現象を起こしている地域では道路の高さが決まらないと建物の高さを設定できないようで未だ建物の水平化ができていないようです
地震保険で上記の金額が出るようでしたら生活再建のための地震保険ですが、建物の修正に活用できるように思います
また状況が分かり次第追記予定です
おしまい
コメント