家作りの流れ(戸建て注文住宅編)

住宅

家作りは何度も経験することではないので、どのように進めていいかわからない方へ参考にどうぞ!!

沢山のお客様の家作りのお手伝いをしてきた経験より、参考になればと思います。

こちらは理想の家を後から後悔しない家作りの流れになるかと思います。

ひとつでも知らないことがあれば要チェック!!

まず初めは下調べから

下調べ

何から手をつけていいかわからないと思うので、SNSで調べてモデルハウスや、展示場を見に行くことからスタートかと思います

家を建てた知人や友人等探すのもいいかもしれません。家を建てた人に伺うときの注意点は1組や2組に聞いても意見が偏るので人に聞くなら最低5件位聞いた方がいろいろな会社の家作りが見えてくるのでいいです。多くの方は自分の建てた家(ハウスメーカー)を悪くいう人がいないので自分で選択する機会を逃し事になるかも

モデルハウスの見学

調べたり、見に行くことで自分の気に入った傾向に気付くことと思います。

大きさ、デザイン、体感など五感で現在のお住まいとの違いや新たな気付きが発見できます!!

モデルハウスや、住宅総合展示場、完成見学会、建売などの販売会などですね

資金相談

意外と後回しにしている方、そもそも相談せずにアパート家賃前後など、自分たちの思い込みで計画している方が大多数なような気がします。

最近ではファイナンシャルプランナーへの相談をして自分達の目安を検討する方が増えてきています。

ファイナンシャルプランナーとは国家資格で海外などではメジャーな資格取得者、何か大きな計画を立てたい時に資金的に達成するにはどのように考えたら良いかアドバイスを頂けます。自分達のライフプランニング、結婚、出産、家作り、教育、老後など(ライフイベント)をいろんな統計などを参考に資産の増減をシュミレーションしてくれる頼もしい職業の方。

資金を把握しておくことで、無理のない計画ができます。詳しくは下記の項目で説明します。

大まかな建築計画を検討

建築計画とは

資金建物土地の3大項目です

このバランスが悪いと結果的にはどこかに後悔が残ります。

家を建てるためにと言って土地を先に決めて住宅の建築を考えると、希望する建物が入らない。建物が入っても車の駐車が縦列になって使いにくい。場所はいいが家を建てたら日当たりが悪い。

資金を計画せずに後回しにすると、家と土地にお金をかけすぎて予算がキツキツになる。そもそもローンの借りられる範囲で計画できない。もしくは借りられても返済が厳しくなる。

家にお金をかけすぎて土地が不便なところ、小さな土地しか選べなかった。

等々、どこかに歪みが出てくるのでバランスは大切です。

不動産投資として考えると利便性の良い土地に比重を置くといいかもしれませんが、理想の家を建てるのが目的でしたら3大項目の内、どの項目に比重をおいてバランスをとることが重要かそれぞれの計画を立てましょう

土地探し

土地がないと家作りはスタートできないと思っている方が多いです。そう思っている方へ参考にどうぞ

購入する場合

土地の購入の流れについて知らない方が多いと思うので簡単に流れをご案内します。

不動産屋で購入する場合(具体的な条件や取引の慣習は地域や契約の形態によってかわります)

物件探し:希望の土地が見つかるまで

土地の押さえ:希望の土地がみつかると購入の意思表示として、他の購入希望者に先駆け取引が進まないように防ぐための措置で、一定の期間内に契約を締結する権利が得られます。1週間から10日前後には土地契約ができます。押さえの際は契約予定日も用紙に記入が必要です

土地契約:土地の売買代金の1割未満が一般的です。金額は相談できるかと思います。

銀行にて融資手続き:土地の代金支払いに向け、借入にて購入される方はローンの手続きが必要です。期間は契約時点から1〜2ヶ月以内、契約の翌月末に土地の代金支払いを設定されることが多いです。

土地代金支払い:土地代金の契約時払った金額以外の全額の支払い、自己資金か住宅ローンでの支払いが一般的かと思います。土地契約の翌月末位が多いです。

登記:土地の代金支払いと同時に司法書士に登記の手続きを(所有権の移動、自分の名義に切り替える作業)をしてもらいます。税金と手続き料がかかります。

ここで注意ポイントはある程度建物の計画もしておかないと建物のローンと土地購入のローンが別々になることがあるのでご注意です。理想は住宅ローン一つで土地、建物が同時にすることがベストです。

住宅ローンをで土地を購入する方はスケジュールが大切です。

建築する候補地を所有の方(住宅用地)

建築地を所有の方は水道や、下水などライフラインが整っているかどうか確認してもらいましょう。

また宅地になっているかなど建築できる土地なのかどうか調べることも必要です。

市街化調整区域など建築できない土地もあるので下調べしてもらうことも大切です。

建築する候補値を所有の方(田んぼ、農地など)

親族所有の土地、田んぼなどを造成して建築をお考えの方は上記のライフラインを建築予定地に引き込めるか等同様に確認が必要です。

宅地にできるかもどうかですが、場所によっては宅地するまでに約9ヶ月かかるような場所もあるので農地などの場合は迷わず相談してみましょう。

宅地化の手続きの後は盛土や造成工事が事前に必要なのでこちらも費用がかかるので建築計画を立てる前に事前に把握することをお勧めします。

土地決定

土地決定するまでにはある程度の間取りが決まっていることが大切です。

ここ非常に重要です!!

そうなんです。ある程度の間取りのイメージが出来ていないとイメージしていた理想の家が建てられないかも。

どう言うことかというと、横幅いっぱいに建物を立てたい人は敷地の間口しっかりありますか?間口がないと細長い建物しか建てられません。

日当たりの良い暮らしをしたい方、その敷地で日当たりの良い間取り作れていますか?

その他にも建物は入るのですが、車の駐車が縦列や、そもそも車の台数ちゃんと入りますか?

等々、土地に立てたい建物のイメージがないと利便性はいいけど、肝心なそこに住まいするイメージまで間取りイメージが出来ていないと、土地や隣地の影響を受けて設計をしなければいけないので希望通りの間取りができないことが多々あります。

また、予算の関係で希望通りの間取りができたとしても建物に予算をかけれず、性能が低い住宅を立てないといけなくなったりとどこかしらの妥協が多く出てくるものです。

土地決定の前にどんな家を建てたいか?できれば下記の建築会社の決定を土地決定前、さらには土地探しのパートナー会社を選ぶことが理想の建物を建てる1番の近道といってもいいかと思います。

建築メーカーの決定について

建築会社は皆さんどのように選んでますか?

営業マンの人柄だけで選んでいる人、安ければ安ければいいと思っている人、大手ハウスメーカーなら安心など人の判断基準や価値観はいろいろかと思います。

よく聞く判断基準として

断熱性、価格、デザイン(外観、内観)、耐震性、耐久性、快適性、省エネ性、間取りの自由度、保証や不都合が出た時の手直しなどの対応、会社や担当者の信頼性など他にも数多くあるかと思います。

できればより多くの項目に置いて合格点を取れた会社にて計画したと思われる方が多いと思います。ですが、各性能面を高めると大概は価格に反映されていきます。

自分は素人だし構造など言われてもわからないので、決めた会社を信頼するしかないからと言って自分自身を納得させている方いませんか?

宿泊体験や工場見学、現場見学、実際建てられた方のお宅訪問など体験、見学できるものは全て確認してますか?体験・経験できることはできるだけ経験しておきましょう

宿泊体験でわかること

実際の住み心地を体感できます。

寒い時ならお風呂上がりとか、夜中に目が覚めた時、もちろん朝起きた時の温度や湿度などが身を持って体感することができます。

他にも電気のスイッチや、動線、棚の高さや奥行きなど、普段の見学ではわからないことがじっくり見ることができます。

宿泊してわかることは性能を五感を通して体感できるところです。服や車を買う時でも試着、試乗したりするかと思うのですが、家みたいな高額商品なら尚更かと思います。

工場見学でわかること

実際の材料が見て取れるので、柱の寸法の違いや加工前の材料、加工後の材料などものによっては多くの気付きがあるかと思います。

木材の乾燥についての有無。無垢材や集成材の違い。

シロアリや腐りなどの加工の有無。木材の強度や品質の検査体制など

加工の流れを知ることによって金額の中身がわかります。

また、会社によっては工場のみではなく情報館みたいなところもあるので、性能値と構造の違いなども比較、体験できるようなところもあったりします。

意外な事に、大手メーカや地元の工務店などの加工先と一緒だったりしている事もあります。

現場見学でわかること

現場では仕上がってはわからない壁の中身や、基礎の作りなどが見てわかります。

工場での見学したものがまさに現場に反映されているかどうかがわかります。同じ会社でも建築現場によって材料の違いがあるようでしたら、注意です!!

実際に働いている職人と話もすることができるので、どんな人が関わっているのか会社の姿勢や、体勢なども肌に感じるものがあるかと思います。

材料の保管の仕方や整理整頓など会社や職人によってはバラバラです。

オーナー様宅見学でわかること

実際にお住まいされているので、住み心地や何か不都合があった場合(手直し)の対応などお引渡が終わった後の対応が聞けます。

家作りの分かりやすさや、実際お住まいされて満足しているか、もう少しこうすればよかったなど家作りの実際が聞けます。

引渡が終わった後は一度も担当者や建てた会社と連絡が取れないとかだと、何かあった時に連絡が取りにくいかと思います。いつでも連絡できる担当者、会社か聞いてみましょう

間取りの作成

ここまで安心できたら実際に間取りの提案を受けてみましょう。

こちらでは建築会社の家を建てるのではなく、自分達にあった家を提案いただけるかどうかが大切です。たまにあるのが設計士の作品のお手伝いをされる方がいます。設計事務所や設計士のコレクションみたいな家を作る方がいますが、自分の家として考えていただけるか?自分達の住みたい家かどうかが重要です。

この家に住みたいと思うまで何度も提案を受けてほしです。

見積り

間取りが完成すると、見積もりを依頼してください。

キッチンやお風呂などの設備も事前に見学してきたものを見積りに反映してもらってください。

見積りもなかなか分かりにくいですが、上記の流れをしっかり組んできた方はどんな会社、担当者かを把握できてるかと思います。また、見積もりの中身も見学してきた内容がしっかり入っているかと思います。

ここまでで自分達の返済していける範囲で、不安材料が少なくなっているかと思います。次は契約です。

契約(メーカー決め)

いよいよメーカーとの契約です。

しっかりと内容を確認。今後どのようなスケジュールにて着工まで進むのか。

着工からお引き渡しまでどんな流れなのかを確認、全ての契約内容を確認して調印です。ここまでくる頃には事前に完成からお引渡しまでも把握されているかと思います。

万が一、契約時点で今後の流れや完成までの流れのイメージができていない会社はご注意です。後出しされて金額の追加など計画通り進まないことがあるのでご注意です。

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